【布袋劇】の歴史の源流
  台湾の布袋劇は南語系州・泉州・潮州の一部)中心に広まっている表現芸術である。文献の記載によると、中国宋朝時代に布袋木偶劇が出現、しかし重要な表現芸術になるまでには至らなかった。目下いちばんポピュラーな伝説としては、布袋劇は17世紀明末の泉州地区にその起源を見ることができるそうだ。それによると、泉州に梁炳麟という書生がおり、科挙に幾度も挑むが果たせず、偶然田舎町で糸操作の傀儡芝居を見たのがきっかけで思うところあり、自ら木彫りの人形を彫り、掌を糸の替りにして操作してみた。なまじっか学があったために面の皮が薄かったので、簾に隠れての演出方法をとり、民間伝承などを脚本に書き換えて面白みのある講談仕立てにしたところ、これが非常に受けて広まった。人形が手の平で操作されることから、その時【掌中戯】の名が生まれたのだという。

伝統芸術文化の奇蹟
  現代人の布袋劇に対する印象は、お寺の門前に木で作られた舞台の下まで椅子を運んで、人形師が持つ手の平大ほどの掌中戯人形が三国志などの歴史物を演じるのを首を伸ばし伸ばし見る、という野外舞台劇ではなくなっている。それに取って代わったのは、音と光の 効果をふんだんに使ったテレビ布袋劇だ。伝統的な布袋劇[掌中戯]の形式も捨てがたい魅力があるのだが、時代の進歩に従って、芝居のバイタリティも社会に深く根ざしてきた。観客の新しいものを求めるニーズを満足させ、時代の流れに順応するため、霹靂国際多媒体の布袋劇は伝統布袋劇の真髄を継承しつつも絶えず新しさを追求しつづけ、伝統芸術と現代文化を見事に融合させることに成功し、台湾の本土芸術の新たなブームの火付け役となった。

雲林黄ファミリー3代の布袋劇伝統芸術に対する継承と革新は、まさしく一幕の台湾布袋劇発展史のようである。

  布袋劇界において至高の名声を誇る黄海岱先生は霹靂国際多媒体董事長黄強華氏と総経理黄文擇氏の祖父にあたる。黄海岱先生は32才のときにすでに「五洲団」劇団の団長を務め、テンポの速いアクション志向の強い剣客劇を作り出し、布袋劇の機転と人物が多い特色を十二分に発揮して布袋劇に明確なカラーづけを施した。これが後日の布袋劇の発展に非常に大きな影響力を与えることになる。
  黄俊雄先生は、黄海岱先生の次男で、これまた台湾でその名を知らないものはいない著名人である。黄海岱先生のシナリオとセリフ回しのカラーを継承しつつ、人形のサイズを大きくし、スタイルと人形の目の部分に変化づけをしたほか、音楽も銅鑼や太鼓の伝統音楽ではなく流行歌を取り入れ、人形にもっと演技の幅を広げさせた。彼は野外劇だった布袋劇をテレビのブラウン管に登場させることに成功し、テレビ布袋劇は爆発的に大ヒット、視聴率97%という空前絶後の大記録を成し遂げた。
  ついで、黄強華氏と黄文擇氏兄弟が父黄俊雄氏の手から布袋劇の衣鉢を受け継いだ後、テレビのスケールからも脱出し、布袋劇伝統芸術を更に昇華させ、厳格な映画製作手法を取り入れ、ビデオシリーズ発行により99%のビデオマーケット進出に成功。続いて衛星テレビ局を起こし、テレビ番組の制作、映画製作、他業種と組んでのグッズ開発などの業務を発展させた。今後、霹靂国際多媒体はマルチプルな娯楽ワールドを創造し、台湾文化を世界に広め、新たな文化継承の道を切り開いてゆくことを期待している。




世界最大の布袋劇製作センタ-

  雲林の虎尾、3000坪あまりの敷地にある3つのスタジオが世界最大の布袋劇製作センタ、最新のハードと撮影技術を駆使している。霹靂布袋劇の起伏に富み思わず入れこんで声を張り上げそうなストーリー、たった一人が演じる感情豊富で変幻自在の科白、ハイテクSFX、全ては心から布袋劇を愛するプロ達が生み出し育んできたのである。

最新の撮影技術

  最新の撮影技術は霹靂布袋劇ファンが飽きずに語るところであり、作品全体に漂う映画っぽさである。霹靂は黄ファミリーが布袋劇に絶えず新風を吹き込んだスピリットを継承し、映画製作の手法を取り入れ、シナリオ・カット・カメラワーク・特撮方面どれをとってもテレビのスケールをはるかに凌いでいる。とくにアクションシーンでは、風沙が舞い天地も揺れる特撮シーンは徐克(ツィ・ハーク)の「笑傲江湖」や「東方不敗」と張り合えるレベルなのだ。もちろん、コストも一般のテレビドラマとは比べ物にならない。最適な娯楽効果を得るため、全ての番組製作手順は完全に映画撮影方式がとられており、舞台演出を録画してそのまま番組を作るわけではないのである。

起伏に富み思わず入れこんでしまうストーリー

  家伝の古い劇をリメイクしたり散文小説などの著名作から題をとったりするうちに、霹靂は最強の脚本製作能力を身につけた。ストーリー中の人物の複雑かつ人間味のある個性は現代社会の現象にはまるだけでなく、複雑に入り組んだストーリーを展開させてゆく。さらにファンを夢中にさせるのは、ぼんやりとした手がかりの中からストーリーの展開を予測することで、物語に同調し、さらに面白みが増してくる過程であろう。

感情豊富で変幻自在の科白

  「八音才子」と誉れの高い黄文擇氏は科白部分を手がけている。布袋劇の全ての科白は彼がたった一人で役柄をつかみ役になりきる。先に録音してから録画をするのは布袋劇製作における画期的な試みで、人形の動きと科白が完全に一致する境地に達した。

ハイコストの録画、特撮SFX

  アクションシーンの各必殺技や兵器、気功の迫力を表現するため、爆破や特殊道具、撮影編集テクなどと的確な操作テクを組み合わせ、CGを用いて装飾を加え、画面上の風沙が舞い天地が揺れる音と光の効果を作り上げた。



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